室蘭市生涯学習センター「きらん」のコンセプト

本事業のコンセプト

  1. 世代や分野を超えた様々な人が「集まり」「出会う」多世代の交流拠点とします。
  2. 広域的な交流拠点として西いぶり圏域住民が広く利用できる施設とします。
  3. 賑わいの創出や多世代交流の促進などまちづくりに資するようにします。
  4. 市民活動推進機能、図書機能、子育て機能などを活用し、人づくり、絆づくりを通じて協働による地域づくりの実践に結びつけていきます。
  5. 余剰地活用と交流機能を連携し、室蘭市における交流、定住人口の呼び込みに資するようにします。

まちづくりへの貢献

周辺におけるまちづくり課題にも積極的に貢献します。まちづくりの課題として、まず、市街地が知利別川で分断されていることがあげられます。ルートイングランデホテルを誘致することで、住宅ゾーンに配慮しつつ、中島地区の商業の賑わいがJR東室蘭駅側に滲み出すようにしました。また、知利別川の河川橋梁広場を介して南北の市街地をつなぐ動線を受け止める位置に緑地を配し、歩行者動線を強化しました。

東室蘭駅周辺においては、地域のランドマークに乏しいという課題があります。生涯学習センターが東室蘭のランドマークとなるようなデザインとなっています。

機能が複合する相乗効果

生涯学習センターにブックパーク(図書機能)、キッズパーク(子育て機能) 、市民活動センター(市民活動推進機能)といった機能が複合し、それらを緩やかにつなぐ機能として「カフェ機能」 と交流ひろば(多目的フリースペース)を効果的に配置しました。

運営においてもそれぞれが連携し、子育て支援、 母親の自己実現サポート、地域課題に解決力を発揮する人材の育成、地域課題解決のコーディネートができる人材の育成を目指します。

誰もが利用しやすい「きらん」

ユニバーサルデザインへの配慮

高齢者、身体に障がいのある方の利用に配慮して、身体に麻痺、障がいのある方でも使えるトイレ、車いすでも操作が容易なスイッチ、触っただけ・見ただけで直感的に操作がわかるデザイン、けがの防止などきめ細かな配慮をしました。 段差がなく滑りにくい床、ゆとりのある廊下、車いす対応のみならず、視覚障がい者 (色弱対応含む)、年齢体力に応じた使いやすさに配慮し、誰もが安心して利用できる施設を目指して「きらん」は建てられました。

ピクトサインを基本とし、多言語、点字対応、 音声併用などすべての人にわかりやすいサイン設置しました。縦の動線となる階段・エレベーターは、ガラス張りで明るく見通しのきく構造となっています。

環境に優しい「きらん」

再生可能エネルギーの有効利用

屋上に 太陽光発電 を設置し、LCCと環境負荷低減を図ると共に高効率変圧器・電力コンデンサ用自動力率調整器を設置して昼夜負荷変動に合わせた、電力マネージメントを行います。 (施設全体における年間電気使用量 約10% 削減)

また、 LED証明を全面採用 することで、消費電力は従来の蛍光灯に比べ約50%の削減となります。また、長寿命(約40,000時間)であるため保全に係る更新メンテナンスコストを70%程度圧縮します。 (施設全体における年間電気使用量の約25% 削減)

地下に ボアホール式地中熱ヒートポンプ を設置し、冷暖房費の削減を図っています。外気負荷の多いエン トランス部をカバーする事により全体空調負荷を補います。(施設全体における年間ガス使用量 約10% 削減)

給水ポンプ及び空調ポンプは 高効率機器を全面採用 しています。 また、省エネインバータ制御等の高い省エネ機器を採用しました。トイレは公共施設の回転数機能を落とさずに節水且つコストを抑えたフラッシュタンク式を採用して環境負荷低減を図っています。 (施設全体における年間電気使用量 約5% 削減)

防災・防犯に配慮した「きらん」

安心・安全な機能、設計

 防災への配慮 

建設地は、地震頻度が高い太平洋沿岸に位置す ることから建物の公共性を考慮し、一般の建物より高度な耐震性能をもたせました。耐震性能レベルは、一般建物より1ランク上のII類(重要度係数1.25)を確保しました。

 防犯への配慮 

見通しが良く、わかりやすい建物構成とし、死角の最小限化と見渡しの良い管理部分により安全性の高めました。 開放型の階段、ガラス張りのエレベーターによりお年寄りの動き、子どもの動きが見えるつくりとなっています。 不審者の侵入防止対策としてメインの出入り口には管理事務室、通用口には管理人室を隣接して設けました。